4月の観劇・鑑賞
📷ジェーン・エヴリン・アトウッド写真展「Soul」
2022.04.02 銀座シャネル・ネクサス・ホール
第1回ユージン・スミス賞の受賞者だったのですね。
パリの娼婦たちや女性服役囚の姿に、安易な共感を拒むような孤独を感じました。アウトウッドの特質でしょうか。
🎪舞台『象』
2022.04.17 神奈川芸術劇場
*感想は個別タイトルに。
🎨名和晃平:変容の庭
2022.04.02 GINZA SIXの中央吹き抜け空間
名和晃平さんによるインスタレーション≪Metamorphosis Garden(変容の庭)≫。
混沌から生じる新たな物語を描かれたそうで、空間に浮かぶ白い島々の変容とそれを見守る神鹿。日本神話を思い起こし壮大さに浸りました!
そういえば、名和さんの作品は瀬戸内海・犬島で≪Biota (Fauna/Flora)≫を観たことがありました。 Biota(生物相)というだけあり、犬島のざらつく岩肌から現れた得体の知れない生命体みたいだ!と思った記憶が。 石巻の牡鹿半島に立つ作品≪White Deer≫も、きっと美しいでしょうね。
🎨『シダネルとマルタン』展
2022.04.22 SOMPO美術館
最後の印象派と言われますが、浮かび上がるオレンジやピンクの色彩が美しく、ほっと一息。心の中にも光をいただいたようでした 。
SOMPO美術館所蔵のゴッホ「ひまわり」も公開され、ポストカードの売上の一部がウクライナ支援に寄付されるそうです。
🎨『アンドレ・ボーシャン + 藤田龍児」展
2022.04.28 東京ステーションギャラリー
「牧歌礼讃/楽園憧憬、アンドレ・ボーシャン + 藤田龍児」展。
2人とも初めて知りましたが、カラフルでほのぼのした絵本の中に導かれるようでした。 このポスターの絵は藤田さん《老木は残った》。時の流れで変わるものも変わらないものも、自然の一部ということかしら。
アンドレ・ボーシャンは20世紀前半のフランスで活躍した画家で、アンリ・ルソー以来の優れた素朴派とのこと 鮮やかな花の絵とともに、歴史や神話を題材にした作品がありましたが、人物の姿が“普通の人”っぽい。ジャンヌダルクも、勇ましい雰囲気ではなく田舎の娘さん風で、微笑んでしまいました。
🎨「スコットランド国立美術館 THE GREATS美の巨匠たち」展
英国絵画だけでなく、ルネサンスから19世紀後半までの西洋絵画史を巡りました。
お目当ては、≪オフィーリア≫で有名なラファエル前派のミレイ≪古来比類なき甘美な瞳≫。カントリー調の花柄ブラウスが、少女の可憐さを引き立てていました。