Dolaの観劇・鑑賞日記

演劇やアートに心ときめく日々の記録です

アート

ヴァロットン展

三菱一号館美術館『ヴァロットンー黒と白』展へ。今回は木版画に特化した展覧会で、黒色の醸す世界に想像をかき立てられました。 木版画の連続なので、観る人を飽きさせないようにする美術館側のチャレンジが素晴らしかったです。 壁に作品の一部を描いたり…

ブライアン・イーノ展の心地よい空間で

京都中央信用金庫 旧厚生センター ブライアン・イーノの個展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」。京都だけの開催なので、祇園祭で街が賑わう前にと7月上旬に行ってきました。 音、光、映像が静かに変化しながら創りあげる5つのインスタレーション。 なんて素敵な感…

6月の観劇・鑑賞

『光陰礼賛~モネからはじまる住友洋画コレクション』展 2022.06.03 泉屋博古館東京今年3月にリニューアルオープンした泉屋博古館東京。”泉屋”というのは住友グループのことなんですね。 まず、美術館がある六本木一丁目周辺の再開発に驚きました。高いタワ…

5月の観劇・鑑賞

『鏑木清方』展 2022.05.03 東京国立近代美術館 閉幕間近な「鏑木清方展」へ。2時間待ちでしたが当日券で観られました。 美人画《築地明石町》はやはり必見でした!絵の前に立つとよき香りにに包まれるよう。 日常生活にまつわる作品も多く、鰯売りの少年と…

4月の観劇・鑑賞

ジェーン・エヴリン・アトウッド写真展「Soul」 2022.04.02 銀座シャネル・ネクサス・ホール 第1回ユージン・スミス賞の受賞者だったのですね。 パリの娼婦たちや女性服役囚の姿に、安易な共感を拒むような孤独を感じました。アウトウッドの特質でしょうか。…

2月の観劇・鑑賞

舞台「マーキュリー・ファー」 2022.02.10 世田谷パブリックシアター 暴力と絶望の世界で、ありったけの愛をふりしぼって生きようとするひとたち。 観ているのが辛かったですが、似たようなことは歴史の中でも今でも起きている。 すべてを身に受ける兄。その…

ボストン美術館所蔵『THE HEROES』展

2022.01.28 森アーツセンター ボストン美術館所蔵の刀剣と浮世絵の展覧会。 神代の化け物退治から源平合戦、川中島の戦いなどの武者絵が大迫力でした。 特に国芳の構図が絶妙で、現代のアニメのように吹き荒れるスピード感! 刀剣の鐔には繊細な細工が施され…

『柳宗悦没後60年記念展ー民藝の100年』の感想

柳宗悦らが追求した“生活用品の持つ美しさ”に圧倒されます。 民藝とは「民衆のための工芸」という意味で、柳宗悦が牽引した民芸運動は、一般の人々が暮らしの中で磨いてきた美意識の再発見といえるでしょう。 今回は100年というだけあって、陶磁器・染織・木…

新たな出会い~イスラエル博物館所蔵/印象派・光の系譜展

印象派は観る機会が多いから。。。と思ったのですが、上野の「ゴッホ展」の続きで行きました。 この美術展、すっごくよかったんですよ! 大半の作品が日本初公開とかで、初めて知る画家も。中でもドイツのレッサー・ユリィは衝撃でした。《夜のポツダム広場…

世界報道写真展2021

世界報道写真展2021 (東京都写真美術館)へ。 毎年観ていますが、差別も紛争も一括りの言葉にできない個々の重さが迫ってきます。 今回はやはりコロナ禍で一変した世界は、どのように捉えられたのかに関心がありました。 大賞は、介護施設で、看護師さんが…

「ウィーン・モダン展」「クリムト展」鑑賞

2019年は日本とオーストリアの修好150周年にあたるとのことで、ウィーン関連の大きな展覧会が開かれています。 「ウイーンモダン展」では、初々しいエリザベート妃の肖像画を観ました。音声ガイドはミュージカル「エリザベート」にご出演の城田優さん 落ち着…