どろろと百鬼丸の足跡を探して1
手塚治虫さん原作「どろろ」のリメイク版アニメと舞台を観て、どろろと百鬼丸の2人が旅をした加賀と越前の国境あたりを歩いてみたくなりました。架空のお話ですが、加賀の守護富樫政親や越前の朝倉氏の名前が出てくるので、それを手掛かりにイメージを追いました。
紅葉の時期がすぎた2019年12月。あいにくのお天気でしたが、それもまた2人の旅だったでしょう。
福井県一条谷朝倉氏遺跡
朝倉家は越前の雄。富樫政親に使えた百鬼丸の父・醍醐景光は、この隣国の攻勢に脅かされ続けていました。舞台でも壮絶な戦いのシーンがくり広げられました。
どろろと百鬼丸がどこで出会ったか分かりませんが、室町時代後期の武家屋敷に出入りする戦国武士や街のにぎわいを想像します。
復元町並。どろろと百鬼丸がひょっこり顔をだしてくれそうです。
石川県加賀温泉郷・鶴仙渓
どろろは生まれた時から目の見えない百鬼丸に、「キレイ」という言葉を教えました。あたり一面が真っ赤に染まる紅葉のことを話し、「キレイ」と呼んだのです。私も紅葉まっさかりの時期にリベンジしたい!
2人が温泉であたたまるシーンがあったので、山中温泉の鶴仙渓に。
どろろには川のシーンがよく出てきます。川で百鬼丸が魚を採ったり、どろろが血のついた衣類の洗濯をしたり。みおが辛い仕事のあとで身を清めたのも川でした。川辺にちょこんと2つの石があったので。
新作アニメのキャッチコピーは、”叶うなら遠くまで”でした。どこまでも2人の旅が続いてほしいと、願っていたのですが。。。
加賀温泉郷駅に戻ってバスに乗り換え、多宝丸がカニと戦った(と思われる)北潟湖に向かいます。